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The Strength of a Failing Euro (Wonkish)/June 1, 2011, 2:04 pm

The Strength of a Failing Euro (Wonkish) 失敗するユーロの強さ(オタク風)

I’ve gotten a lot of requests — some genuinely curious, some belligerent — about how one can reconcile grim views about the prospects of the eurozone with the strength of the euro against the dollar.
私がたくさん受け取っている質問―本当に好奇心からのものと敵対的なものがある―が、ユーロ圏についての厳しい見解と、ユーロがドルに対して強い事実とをどうすれば折り合いをつけられるのかというものだ。

There really isn’t any contradiction — but to see why, we need to think a bit about what determines exchange rates.
実際のところ、なにも矛盾はない―だが、それがなぜなのかを理解するためには、なにが為替レートを決めるのかについて少し考える必要がある。

For rough-and-ready exchange-rate modeling, I and many others turn to some version of the “anchor model”. This posits that there’s a long-run equilibrium exchange rate that investors believe is appropriate, which is determined by trade flows, purchasing power parity, etc.. In the short run, however, the exchange rate can vary from this long-run equilibrium rate, with the deviation reflecting interest rate differentials. Suppose US interest rates are low compared with eurozone rates; then the dollar will fall relative to the euro until it is far enough below its long-run value that people expect it to rise in future at a rate that provides capital gains offsetting the interest differential.
とりあえず便利な為替レートモデルと言えば、私や多くの人にとって、「アンカーモデル」のいくつかのバージョンになる。これは投資家が妥当だと信じる長期均衡為替レートがあり、それは貿易フロー、購買力平価その他によって決定されると仮定している。しかし短期的には、為替レートは短期金利の違いを反映して、長期均衡レートから逸れて変動しうる。アメリカの金利がユーロ圏のそれと比べて低いとしよう。その時、ドルはユーロに比して、人々がその金利の違いを相殺できるだけのキャピタルゲインを将来得られると予想できる程度にまで、その長期的な価値以下に下落するだろう。

Cognoscenti will recognize this is the essential logic behind Rudi Dornbusch’s classic overshooting analysis (pdf). Super-cognoscenti will know that we really should have an intertemporal framework that includes any effects of short-run developments on the long run. Super-duper cognoscenti know that in practice this won’t make much difference, so the anchor model is pretty good.
通になれば、これがルディー・ドーンブッシュの古典的なオーバーシューティング分析の背後にある本質的な論理であることが分かるだろう。超通になれば、短期的な展開が、長期に与えるあらゆる影響を包含する異時点間のフレームワークを取り入れるべきであることが分かるだろう。超絶な通になると、実際には、それは大きな違いをもたらさないので、アンカーモデルはとてもいいものだと分かるだろう。

But how does this model work if the currency in question is jointly owned by several countries, and some of those countries are in dire straits and might be forced out of the monetary union?
しかし、もしその通貨が様々な国によって共同で所有されているものなら、このモデルは作用するだろうか? そして、それらの国の中でひどい苦境に立たされているものがあり、その金融共同体から除外されるかもしれないならどうなるのか?

My answer is that you should think of the euro-dollar exchange rate as if it were an exchange rate between the solid euro core — Germany, France, and a few others — and the United States. Here the anchor model applies. And the euro is strong because German real interest rates are higher than US rates: the nominal 10-year rates are about the same, but the ECB is expected to be more hawkish on inflation than the Fed.
私の答えは、ユーロ-ドルの為替レートは、まるで堅固なユーロの中核国―ドイツ、フランスとあと少し―とアメリカとの間の為替レートであるかのように考えるべきだということだ。ここでアンカーモデルを適用してみよう。ユーロは強い、なぜならドイツの利子率はアメリカよりも高いから:名目的な10年物国債の利率はほぼ同じだが、ECBはFRBよりもインフレにたいしてもっとタカ派的であると見られている。

So what about the European periphery? Well, those are economies in big trouble — but they also offer very high interest rates. And more to the point, the relevant arbitrage in the foreign exchange market is between bunds and Treasuries; if the euro zone does splinter, the question is what the value of the remaining core will be, and it’s presumably quite high.
それでは、ヨーロッパの周縁国についてはどうか? まあ、これらの国は悲惨な状態だ―だが彼らは一方で非常に高い利子率を提示している。さらに重要な点として、外国為替相場での関連する裁定取引は、ドイツ国債とアメリカ国債との間で行われている。もしユーロ圏が分裂すれば、疑問なのは、残された中核国の価値はどうなるかということだ。そして、たぶんそれは非常に高くなるだろう。

The only situation in which you would expect the troubles of Greece et al to mean a weak euro would be if you expected the ECB to help resolve the problems by pursuing an inflationary policy. There’s actually a pretty good case for doing that — but the Germans would never allow it.
ギリシア等のトラブルが、弱いユーロを意味するようになる唯一の状況は、ECBがインフレ政策を採ることにより、彼らの問題を解決する手助けをすると予想される時だ。実際、それをすることには擁護論がある―だがドイツはそれを決して容認しないだろう。

So the euro is strong even as the euro system, the euro as a project, turns into a train wreck.
だから、たとえユーロシステム、一つのプロジェクトとしてのユーロがボロボロになっていったとしても、ユーロは強いわけだ。
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No title

こんにちは。道草へのご投稿ありがとうございます。今後もクルーグマンの翻訳を挙げてくださるの本当に楽しみにしています。

ところで、連絡方法をこれ以外に思いつかず、ご案内が遅くなりましたが、6/8【水】の夜、道草の翻訳者が都内某所に集います。

anomalocarisさん、もしご都合がよろしければ、ご参加いただけないでしょうか。
erickさん、vwatsherさんを始め、もちろん私もお会いできたらとても嬉しいのですが。

No title

ayakkaさん
コメントありがとうございます。
残念ながら僕は関西在住なんで、ちょっと参加できないんですが、今度ぜひお会いできればと思っています。
メールフォームを作ったので、今後はぜひ気軽にお便りください。
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