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Still Crazy After All These Months/May 26, 2011, 2:31 am

Still Crazy After All These Months 幾月を経てもまだクレイジー
A year ago I had some harsh words for the OECD, which inexplicably demanded sharp increases in advanced-country interest rates even though its own projections suggested that unemployment would remain high and underlying inflation low for years to come.
一年前、私はOECDが、失業率が高いままでとどまり、かつその根底にある低すぎるインフレは数年続くと予想しているにもかかわらず、どういう訳か先進国が利子率を急激に引き上げることを要求したことについて苦言を述べた。

Well, they’re still at it.
いや彼らは今でもそうである。

The latest OECD Economic Outlook once again calls for rising rates — the term of art now, which I see is also being used by Mario Draghi, is “normalizing” rates. Um, the economic situation remains deeply abnormal, with unprecedented long-term unemployment; why should monetary policy be normal?
最近のOECD Economic Outlookは、再び利子率を上げることを要求している―現在の技術的な用語で言えば、マリオ・ドラギも使っているようだが、利子率の「正常化」だ。うーん、現在の経済状況は、前例のない長期間の非失業率が続くという、ひどく非正常なままである。なぜ金融政策は正常でなければならないのか?

Here’s what the OECD is forecasting for inflation:
これがOECDのインフレに関する予測:

052611krugman1-blog480.jpg

So the OECD believes, as it should, that headline inflation is experiencing only a temporary bump, and that core inflation will remain low — indeed, below target. So why should we be raising rates? The report says (pdf) that
そこでOECDは、ヘッドラインインフレは一時的に上昇するが、コアインフレは低いままである―ターゲットの中におさまる―と信じているし、そうであるべきだ。それなのになぜ利子率を上げなければならないのか? その報告書の中で、次のように述べられている。

the need to keep close-to-zero policy rates for risk management reasons has now faded and an early upward adjustment in policy rates to establish a visibly positive level, as in the euro area, is merited in the United States and the United Kingdom, but not yet in Japan. This would also help to guard against a renewed buildup of financial fragilities and provide a better starting point in event of a need to react to upside inflation surprises.


リスク管理を理由として、ほぼゼロの政策金利を維持する必要性は、いまやなくなった。そして政策金利を、ユーロエリアと同じくらいの明白に正の値といえるレベルに達するために、早期に上方調整することが、アメリカやイギリスでは望ましいが、日本はまだその時期ではない。そのことはまた、新たに作り上げられた金融の脆弱性を保護することにも役立ち、不意のインフレ上昇に対応する必要が生じた時のよい出発点を提供する。


What does this mean? I have no idea. Why must rates be “visibly positive”? Why does a visibly positive rate offer a “better starting point” to respond to inflation surprises? (As far as I know, it’s as easy to raise rates from 0 to 1 as it is to raise them from 1 to 2). Basically, this is mumbo-jumbo, a blizzard of words to justify tighter money despite the absence of any rational argument for doing so.
これはどういう意味なのか? 私には分からない。なぜ利子率は「明白に正の値」でないといけないのか? なぜ明白に正の値の利子率が、不意のインフレに対応するための「よい出発点」を提供するのか?(私が知る限りでは、利子率を1から2に上げるのは、0から1に上げるのと同じくらい簡単だ。)基本的には、これはそうするための合理的な理由がないにもかかわらず、金融引き締めを正当化しようとするための言葉の羅列にすぎず、呪術でのおまじないのようなものだ。

To return to a regular theme of mine: we’re living in a world in which Very Serious People keep inventing theories and justifications on the fly to justify policy orthodoxy in a highly unorthodox situation; meanwhile, those of us who rely on actual, coherent analysis based on standard economics are considered dangerous radicals.
私がいつも取り上げるテーマに戻ろう。つまり我々が今いる世界では、「とても誠実な人々」が、非常に異端の状況において、正統な政策を採ることを正当化するために、急ごしらえで理論や言い訳を発明し続けている。一方、スタンダードな経済学に基づいて、事実に即したまとまりのある分析を取る我々が、危険なほど急進的と考えられているのだ。


翻訳の感想:クルーグマンは知っているか分かりませんが、日本のゼロ金利解除の時の論争とすごく似ています。
Mario Draghiはトリシェの次のECB総裁候補。
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いつも素早い翻訳ありがとうございます。

どうでしょう、貴殿も経済系翻訳サイトの道草(http://econdays.net/)で一緒にやりませんか?ヽ(^^)

ごのブログと重複も歓迎です。是非ご検討ください!

No title

erickqchanさん
コメントありがとうございます。
実は以前、道草に参加しようと思ったんですが、パソコンに詳しくないのでどう投稿していいのか分からず断念しましたw
文章をそちらで使ってもらう形でもいいので、参加させていただきたいので宜しくお願いします。

道草をご存知でしたか!
実は私はいま入院生活でケータイしか使えないので、うまく説明できません(-_-)

仲間の誰かにここに来るように伝えますね!
どうぞよろしく!

No title

erickqchanさん
一応ユーザー登録までは済ましてます。
またいつでも連絡して下さい。

No title

道草への参加表明、ありがとうございます!!!
早速、ユーザーの権限を【投稿者】に変更しましたので、トップページ右下の【ログイン】からログインしていただければ、新しいエントリをポストできます。よろしくお願いします。
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