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Debt Arithmetic (Wonkish)/May 24, 2011, 4:14 am

Debt Arithmetic (Wonkish) 借金の算術(オタク風)

The whole tone of current discussion about deficits is one of urgency: deficits must be brought down now now now or crisis looms. Where is this coming from? Not from the arithmetic.
現在の財政赤字に関する議論の全体的なトーンは、それが緊急事態にあるというものだ。つまり財政赤字は今、今、今まさに削減されなければならないとか、危機が差し迫っているというような。これはどこから来てるのか? 算術からではない。

The way the story is often told, deficits mean higher debt, which means higher interest payments, which can mean a spiral into bankruptcy. And qualitatively that’s not wrong. If you put numbers to it, however, for countries that are not facing huge risk premia, the spiral is very, very slow.
この話が語られる様子は、たいていこんな感じだ。財政赤字はより高い借金を意味する、そしてその事はより高い利子の支払いを意味する、そしてさらにその事は破綻へと至るスパイラルの可能性を意味している。それは定性的には間違っていない。しかし実際に数字を当てはめてみると、高いリスクプレミアムに直面していない国では、そのスパイラルは非常に、非常にゆっくりしたものになる。

Here’s a sample calculation.
ここで計算例を示そう。

The latest IMF Fiscal Monitor predicts that general government in the US — that’s federal, state and local combined — will run a deficit of 7.5 percent of GDP next year, and that net debt will be 75 percent of GDP.
最近のIMFのFiscal Monitorは、アメリカの全般的な政府―それは連邦、州と地方を一緒にしたもの―が、来年、GDPの7%の財政赤字を計上し、そして純債務はGDPの75%になると予想している。

So how fast would the debt spiral be going?
それで債務のスパイラルは、どれほど早いものになるだろうか?

You need to bear in mind that growth and inflation limit the rate of rise in the debt ratio. Suppose that we have 4 percent nominal GDP growth, which is actually low by historical standards. This shaves 3 percentage points off the rise in the debt/GDP ratio. So a year later, given those numbers, debt rises by 4.5 percentage points of GDP.
心に留めなければいけないのは、経済成長とインフレが債務の増加率に歯止めをかけることだ。歴史的な基準では十分低いものだが、名目成長率が4%あると仮定してほしい。それは債務/GDP比率の上昇を3%ポイント減少させる。だから一年後、想定された数字の元で、債務はGDPの4.5%増加することになる

What’s the interest burden of that rise? At minimum we should correct for inflation, so use the TIPS yield. That’s currently below 1, but let’s be pessimistic and call it 2. Even so, the added interest burden is less than one-tenth of one percent of GDP.
債務の増加による、利子率の負担についてはどうか? 最低でも、インフレを補正すべきなので、TIPSイールドを使おう。それは現在、1以下だ。だが悲観的に見て、2としよう。そうであっても、追加される利子率の負担は、GDPの1%の10分の1よりも低い。

So even with substantial deficits, the pace of long-term budget worsening is very slow. If it’s a debt death spiral, it’s a slooooowww motion death spiral.
だからたとえ十分に大きい赤字予算であっても、長期的に見た債務の悪化のペースは、とてもゆっくりしたものになる。もしそれが債務の死のスパイラルだとしたら、スローーーモーションの死のスパイラルだ。

But, say the critics, psychology can change suddenly, sharply raising those interest costs. The question then is why psychology should change. Investors can do the same arithmetic I’ve just done; why should they panic over a small rise in the interest burden?
だがしかし、心理学が突然変化して、急激な利子率の上昇があるかもしれないと批評家は言う。そこで疑問なのは、なぜ心理学が変化するのかということだ。投資家は、まさに私が使ったのと同じ算術を使うことができる。なぜ利子率の負担のわずかな増加で、彼らはパニックになるのか?

Now, investors might well panic over signs of political deadlock — but that could happen regardless of the current year’s deficit.
今、投資家は政治的な膠着の兆しを受けて、パニックになってもいいはずだ―今年の赤字財政とは関係なく、それが起こる可能性があるというなら。

Still, Serious People tell us that investors will turn on us unless we slash the deficit immediately — and they know this because, well, um …
今でも「誠実な人々」は、財政赤字が即座に削られないと、投資家が攻撃に転ずると言っている―彼らがどうやってそれを知ったかって、それはだね、えっと、ううん…

As I’ve often written, we’re in a strange state now where people who actually take textbook economics and simple arithmetic seriously are seen as dangerously radical and irresponsible, while people who believe in invisible bond vigilantes and confidence fairies, who claim to know what the market will want even though there’s no sign of that desire in current asset prices, are viewed as Very Serious.
私がよく書いてることだが、我々は今、奇妙な状態にいる。そこでは経済学の教科書を使い、まじめにシンプルな算術を使っている人々が、危険なほど急進的で無責任な人間とみなされている。一方、見えない「債券自警団」や「信頼の妖精」を信じ、現在の資産価格にその願望の兆しが少しも見られないにもかかわらず、市場が何を望んでいるのか分かると主張している人々が、「とても誠実」とみなされている。

Anyway, the arithmetic of debt is much less scary than you might think.
いずれにせよ、債務の算術はあなたが想像する様な、おっかないものではない。


翻訳の感想:TIPS yieldのTIPSはTresury Inflation Protected Securitiesの頭文字。
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No title

密かに私も途中まで訳していたのですが先を越されましたw
すばやいお仕事ご苦労様です。

一箇所だけ気づいたところ。「そして質的に言えば、それは間違っている。」は、多分意味が逆かと。「定性的には間違っていない」、「しかし実際に数字をあてはめてみるとスパイラルは非常に遅い」でしょうか。

No title

ito_haruさん
コメントありがとうございます。
僕も訳していて、おかしいと思ったんですが、勘違いしてました。
訂正しておきます。
これからも誤訳がある場合には、ご指摘していただければありがたいので宜しくお願いします。
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