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Microfoundations, Micro Payoffs (Wonkish)/March 13, 2012, 6:33 PM

Microfoundations, Micro Payoffs (Wonkish) ミクロ的基礎、ミクロの成果(オタク風

There has been an ongoing discussion in the econoblogosphere about the usefulness or lack thereof of “microfoundations” in macroeconomics, which in practice means trying to write down models in which aggregate behavior is justified in terms of the actions of utility-maximizing individuals with rational expectations. I upset even New Keynesians, such as Simon Wren-Lewis, with my observation that the crusade for microfoundations has had only one success, the prediction of stagflation after an extended period of high inflation, and that this success is 35 years old.
マクロ経済学における「ミクロ的基礎」の有用性とその欠如に関して、経済ブログ界で論争が続いている。ミクロ的基礎とは、集合的な行動は合理的期待を持つ効用最大化個人の行動を条件としている場合に正当化されるモデルとして描写しようとする試みを指す。ミクロ的基礎の十字軍にはたった一つの成功、長期にわたる高インフレ後のスタグフレーションの予測しかなく、その成功は35歳になるという僕の見方に関して、サイモン・レン-ルイスのようなニューケインジアンでさえ困惑している。

Yet I stand by that statement.
だけど、今でもその発言を変える気はない。

Let me be clear about what I mean in saying that. I don’t mean that setting up and working out microfounded models is a waste of time. On the contrary, trying to embed your ideas in a microfounded model can be a very useful exercise ― not because the microfounded model is right, or even better than an ad hoc model, but because it forces you to think harder about your assumptions, and sometimes leads to clearer thinking. In fact, I’ve had that experience several times: I was convinced that the liquidity trap was wrong until I did a miniature NK model and saw that it made sense, my work with Gauti Eggertsson on deleveraging also uses NK modeling to clarify matters.
僕が言わんとしていることをはっきりさせておきたい。ミクロ的基礎のあるモデルを作ってそれに取り組むことが時間の無駄だというわけではない。反対に、アイデアをミクロ的基礎のあるモデルに組み込もうとすることはすごく役に立つ演習になることもある―ミクロ的基礎のあるモデルが正しいからでも、アドホックなモデルよりましだからでもなく、それをすることにより、ある仮定をもっと厳格に考えざるを得なくなり、時にはより明晰な思考へとつながるからだ。実際に、僕は何度かそういう経験をしている:流動性の罠は間違ってると確信していたが、ミニチュアのニューケインジアン・モデルを使って初めて、それが道理にかなったものだと分かったし、レバレッジ解消を扱ったガウティ・エガートソンと僕の共同論文もニューケインジアン・モデルを使って問題点を明らかにしている。

But bear in mind what we’ve actually seen in academic economics: the development of an ethos in which only microfounded models are considered “real” theory, in which it’s basically impossible to publish a paper unless it’s intertemporal optimization all the way. That’s the kind of dominance a theory is only entitled to if it produces dramatically better predictions than the theory it has crowded out: Light bend! The sea floor spreads! And that just hasn’t happened; there has, I repeat, been only one significant predictive success of this kind from microfoundations, and that happened a very long time ago.
だけど、アカデミックな経済学で我々が実際に目の当たりにしていることを思い起こしてほしい:ミクロ的基礎のあるモデルのみが「本物の」理論だと考えられる気風ができあがっていて、その中では、完全に異時点間最適化を満たしていないと、論文を発表することが基本的にできなくなっている。それは、押しのけられた理論よりも劇的なほど優れた予想をしている場合にのみ付与されるような種類の優位性だ:光は歪曲するとか! 海洋底が拡大しているとか! そして、そんなことは起きたことがない;繰り返すが、ミクロ的基礎から得られたこの種の重要な成功した予想というものがたった一つだけあって、それが起こったのはずいぶん昔のことだ。

Wren-Lewis says he disagrees, but as Robert Waldmann says, his examples offer very thin gruel. The failure of the commodity price shock to filter into wider inflation? Lots of people predicted this without any appeal to microfoundations, just the observation that wage contracts were no longer indexed and oil as a share of GDP was lower than in the 70s.
レン-ルイスは同意できないと言うが、ロバート・ワルドマンが言うように、彼はすかすかの薄い粥のようなものしか例示していない。コモディティ価格のショックがより広範なインフレに波及しなかったことは? たくさんの人がミクロ的基礎ミクロ的基礎に訴えることもなく、ただ賃金契約はもはやインフレ連動ではなく、GDPに占める石油の割合は70年代より低くなっているという観察を元にそう予言していた。

The basic picture is that we’ve seen a more or less complete takeover of macro by an approach that hasn’t remotely earned the right to that kind of dominance.
基本線として、我々が目にしているものは、その種の優位性をもつ権利にふさわしいとはとうてい思えないアプローチによってマクロがほぼ乗っ取られたということだ。


追記:道草でoptical_frogさんに指摘してもらってかなり変更。
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