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Bleeding Britain/November 30, 2011, 10:24 AM

Bleeding Britain 血を抜かれるイギリス

These days, ambulance-chaser economists like yours truly have an embarrassment of riches: so much is going wrong, in so many places, that one hardly knows where to start.
最近では、この僕のような抜け目のない経済学者は豊かすぎるがゆえの苦労を味わうようになっている:あまりにも多くのことが、あまりにも多くの場所で悪くなってるので、どこから手をつけていいのかほとんど分からないんだ。

But let’s spare a moment for a disaster that’s being overshadowed by the euro crisis: Britain’s experiment in austerity.
だが、ここでユーロ危機によって影を投げかけられた災厄について時間をさこう。イギリスの緊縮財政という実験だ。

When the Cameron government came in, it was fully invested in the doctrine of expansionary austerity. Officials told everyone to read the Alesina/Ardagna paper (which is succinctly criticized by Christy Romer (pdf)), cited Ireland as a success story, and in general assured everyone that they could call the confidence fairy from the vasty deep.
キャメロン政権が始まったときに、その政権は拡張的緊縮という教義を全面的に受け入れた。官僚は全ての人にアレシナ/ア-ダナ論文を読むよう求め(それは簡潔にクリスティー・ローマーによって批判されている(pdf))、アイルランドをサクセス・ストーリーとして引用し、そして一般的にあらゆる人に、彼らが地の底から信認の天使を召還することができると信じ込ませた。

Now it turns out that contractionary policy is contractionary after all. As a result, despite all the austerity, deficits remain high. So what is to be done? More austerity!
今、緊縮政策はまったく緊縮的であることが明らかになっている。結果的に、全面的な緊縮政策にも関わらず、財政赤字は高いままになっている。それじゃあやるべきことは? もっと緊縮財政だ!

Underlying the drive for even more austerity is the belief that the underlying economic potential of the British economy has fallen sharply, and will grow only slowly from now on. But why? There’s a discussion in the Office for Budget Responsibility report, p. 54, that basically throws up its hands ― hey, these things happen after financial crises, it says, and cites an IMF report (pdf).
それでもさらに緊縮政策を追い求める衝動の根底に、イギリス経済の基礎的な潜在力が急速に落ち込んでいて、これからはゆっくりとしか成長できないのではないかという信念がある。でも、どうしてなんだろうか? 予算責任局の報告書54ページに審議が載っているが、そこでは基本的にさじを投げている―これらのことが起こったのは金融危機の後だと彼らは言う、そしてIMFの報告書(pdf)を引用している。

So I wonder: did they read the abstract of that report? Because here’s what it says:
そこで不可解なこと:彼らはその報告書の要約を読んだのか? だって、そこにはこう書かれている:

Short-run fiscal and monetary stimulus is associated with smaller medium-run deviations of output and growth from the precrisis trend.
短期的な財政および金融政策をとることは、危機前の傾向からの生産高と成長の中期的な乖離がより小さくなることと関連性がある。


That is, history says that a financial crisis reduces long-run growth potential if policymakers don’t limit the short-run damage it does.
すなわち、歴史が示すところによると、もし政策立案者が危機による短期的ダメージを制限できないなら、金融危機は長期的な潜在成長力を減少させることになる。

And yet what’s happening in Britain now is that depressed estimates of long-run potential are being used to justify more austerity, which will depress the economy even further in the short run, leading to further depression of long-run potential, leading to …
そして、今だにイギリスに起こっているのは、うんざりするような長期的潜在能力の推定が更なる緊縮財政を正当化するために使われていて、そのことが更に短期的な経済を落ち込ませ、そしてそのことが更に長期的な潜在能力を低下させて、更にそのことが…

It really is just like a medieval doctor bleeding his patient, observing that the patient is getting sicker, not better, and deciding that this calls for even more bleeding.
それは中世の医者が患者の血を抜くのと同じようなもので、それが患者の病状を良くしているんじゃなくて悪化させていると分かると、さらに血を抜く必要があると決めこんでしまう。

And the truly awful thing is that Cameron and Osborne are so deeply identified with the austerity doctrine that they can’t change course without effectively destroying themselves politically.
そして、本当に恐ろしいのは、キャメロンとオズボーンはあまりにも深く緊縮財政の教義と結びついているので、自らを政治的に事実上破滅させない限り、方向転換できなくなってしまっていることだ。

As the Brits would say, brilliant. Just brilliant.
イギリス人は言う、見事だと。本当に見事だ。
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